「友情の塔の日」の会を行いました

 昭和34年9月26日、この東海地域を最大規模の「伊勢湾台風」が襲い、全国で約5,000名もの死者が出る、大災害が発生しました。
 上野町(当時)も多くの被害があり、名和小児童25名、上野中生徒4名が命を失ってしまいました。昨日まで、一緒に学び、遊び、楽しく過ごしていた友達が突然いなくなったのです。亡くなった友だちを偲び、慰霊できるものをつくりたいと、児童たちが募金活動を始めました。このことが全国に広がって多額な募金が集まり、昭和36年に「友情の塔」が完成しました。
 今日は、全校児童・職員、地域の来賓の方などが参加して、命を失った29名の子どもたちの慰霊の会を行いました。司会進行を児童会が担当し、1分間の黙とうの後、児童会長、校長先生からのお話があり、その後、当時を知る早川さんご夫妻に当時の様子を参加者に伝えていただきました。「命の尊さ」「友情の大切さ」「自然災害への備えの大切さ」を学びました。